日置美緒 個展
「朔あるいは、金環日食」
- 会期:
- 2022年11月3日 (木) — 11月18日(金)
- 会場:
- NEUTRAL 堀川新文化ビルヂング 2F
このたびは昌幸堂の企画により、漆芸家の日置美緒の個展を開催します。
他者との関わりは、自身の選択に大きく影響する。境界が混じり合い、お互いに侵食しながら、在り方を探る。個を構築する細胞を分解し、再構築するように、他者と混じり合いながら、そこに存在しているものは何なのか。漆の一層、一色の色、素地の一層、それぞれが接触し現れた表情を拾いながら、そこに留めておきたい。透けるように薄いその皮膜の一層を、そこに存在させる方法を探している。— 日置美緒
日置美緒(へき みお)
京都市立芸術大学卒業。国宝や重要文化財など、歴史的な建築や仏像、古美術の修復工房で修復師として活動した後、独立。舞踊家の身体を飾る漆装飾、独創的な美術、海外の著名な芸術家との舞台創作も手がける。国内外での展示なども多数。2015年よりパリ、アムステルダム、マーストリヒト、マドリードなど、世界主要都市で展示および金継ぎと漆のワークショップを開催。花椿、フィガロジャポン、NHK WORLDなどにも出演。著書には「環(たまき)金継ぎのかたりべ」(日英版)。
また、京都にて「Atelier hifumi」を主宰し、『伝統を超えた美しさ』をテーマに茶道具や陶磁器の金継ぎ、漆塗り装飾、ジュエリーを創作している。
https://www.hifumi-kyo.com